11月19日から2日間フィジーを訪問したインドのナレンドラ・モディ首相は、集まった太平洋島嶼国首脳たちと会談し、同意が得られれば2015年にインドの海岸都市でインド・太平洋島嶼国協力会議(Forum for India-Pacific Islands Cooperation)を開催したいと述べた。モディ首相は太平洋島嶼国と密接な協力関係を築きたいとして、下記のような関係強化案を提示した。
1.100万米ドルの特別適応化基金設立:気候変動対策並びに技能向上支援.
2. 全太平洋島嶼国対象プロジェクト:e-networkを活用したtelemedicine, tele-educationの開発;集落レベルの太陽光発電推進.
3. 14島嶼国人の到着時入国ビザ発給
4. 無償援助の拡大:要望に基づき、毎年無償援助している1ヵ国12万5,000米ドルの金額を20万米ドルに増額する。
5. ニューデリーでの島嶼国貿易事務所開設支援:現存する島嶼国外交施設に貿易事務所開設を支援する。インド貿易振興機関(ITPO)主催展示会に島嶼国スペースを提供する。医薬品の低価格製造国であるインドは伝統薬品の共同研究と診療所の開設に協力する。
6. 情報技術者(ITEC)の派遣:インドの経験を生かした農業、保健、ITを含む技術者派遣。
7. 外交官訓練:
8. 有能者招聘(Distinguished Visitor)プログラム:島嶼国から優れた能力を有する人物を招きセミナー開催 や新しいアイディアを議論して相互に利益のある経済協力を推進する。
9. 宇宙協力:宇宙開発技術を応用して生活向上を図る.例えば、気候変動、災害リスク管理、資源管理などで監視情報データを相互共有する。(Fijilive/ Nov.20, 14)