停電の多い首都ホニアラから14km先にあるサヴォ島(Savo Island)の火山地帯で地熱発電所を造り、電力を海底パイプラインでホニアラに送電する計画が、ブリスベーンのGeodynamics LimitedとJVパートナー企業Kentor Energy Pty Ltd(a subsidiary of Kentor Gold)の間で進められている。これから、社会・環境影響調査、電力供給量を調べる試掘などを実施する計画である。発電量は最低30MWあると予測されているが、ホニアラの市場が確保できるかが問題である。それには、政府と電力庁の同意と協力が欠かせない。ソロモン諸島のディーゼル発電燃料輸入額が、全輸入金額の20%を占めており、地熱発電による電力が供給されれば、ディーゼル油よりはるかに安価であり、かつ外貨収支の大きな改善につながる。計画が順調に進めば、2018年には電力供給が可能となる。(Solomon Star/ July 14, 14)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
豪州企業が地熱発電に意欲(ソロモン諸島)
2014.07.29