4月26日の太平洋諸島開発フォーラム(PIDF- Pacific Islands Development Forum)事務局開所式で、クンブアンボラ外相が豪州とニュージーランドがPIFから脱退しない限り、フィジーはPIFに復帰しないだろうと述べた。バイニマラマ首相は、PIFは全太平洋諸島国民の期待に応える組織ではないため、PIDFこそがより適した組織であると述べている。フィジー軍事政権は、2009年に民主政権に転換していないことを理由に、PIFから加盟国資格停止処分を受けた。その後、フィジーは2012年に新たにPIDFを創設している。メイソン豪州上院外交委員長は、PIFが地域に一層貢献できるようフィジーと話し合いを続けたいと述べている。一方、PIDFのウェブサイトは米国、フランスの支配下にある島も参加資格があるとしているが、豪州、ニュージーランドが外されている。豪州、ニュージーランドは、9月17日の総選挙実施表明を評価し、バイニマラマ政権関係者の旅行制限を解除している。
(Radio Australia/ April 29, 14)
フィジー
【経済・社会動向】
PIFに加盟復帰はない(フィジー)
2014.05.12