過去15年間地球温暖化の動きが鈍化し、ほとんど停止状態にあるが、太平洋上の増幅している強風が海水を上下にかき回している現象によるものだと、豪州主導の研究家チームが突き止めたが、この現象は長くは続かないとみている。加速された貿易風は約20年間続いており、今後通常の風力に戻れば、大気温はまた上昇すると考えられる。豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)のリントウル教授は大洋の研究調査は気候変動調査の核であり、地球温暖化は大洋の温暖化であると述べている。過去50年間地球上に溜まった余熱の90%が大洋上で見つけられるという。研究成果はJournal Nature Climate Changeで報告される。
(Radio Australia/ Feb.10, 14)
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋上の強風が温暖化を和らげている(太平洋地域)
2014.02.24