WHOが最近発表した報告書によると、マーシャル諸島の結核患者は他島嶼国と比べ天文学的な数字となっている。これは生活様式に深く関わっている。1990年の10万人当たり261人だった患者数が2012年には900人に増加したが、2000年までにはミクロネシア連邦561人に並ぶ539人になっていた。しかし、ミクロネシア連邦は2012年に294人と急減している。マーシャル諸島の平均寿命は60歳で地域の平均寿命76歳よりかなり低い。マーシャル諸島の男性の約半数、1,000人当たり433人、が15歳から60歳の間に死亡するリスクがある。他島嶼国男性死亡率は1,000人当たり118人と低い。女性も地域平均より4倍も高く、60歳までに392人が死亡する確率となっている。早期死亡者が多いのは、地域平均より3倍も高い高血糖値(糖尿病)患者と7倍も高い肥満が要因とみられる。
(Mariana Variety/ Oct.29, 13)