PNG汚職対策委員会(Task Force Sweep)コイム委員長が、シドニーで開かれた金融機関、Australian Transaction Reports and Analysis Centre(AUSTRAC)のセミナーに招かれ、PNGの不正資金が豪州の銀行などに不正預金され、隠匿資金の預金で名高いケイマン島と変わらない状況にあると述べた。ケアンズの登記所で,PNGの政治家や高級官僚が持っている地所をチェックする必要があるとも述べ、数ヵ月前、ケアンズの新聞が、登記所のデータから、PNGの居住者が豪州北部で最大の投資家であり、6人の著名な政治家もケアンズ地区で、延べ1,150万Aドルの資産を所有していると報道している。ADBの話では、PNGの対豪州投資額が12億米ドルに達している。コイム委員長は豪州金融当局や機関に対して、不正資金の識別に留意して、腐敗防止に協力するよう要請した。
(post Courier/ Oct.8, 12)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
不正資金が豪州に流出(パプアニューギニア)
2012.10.22