ナンディで2日間開催されたメラネシア・スピア・ヘッド・グループ(MSG)特別会議は、ニューカレドニアのカナック族の独立問題を討議した。フランスの植民地支配からの独立を目指すカナック社会主義民族解放戦線(FLNKS-Front de Liberation Nationale Kanak et Socialiste) について討議されるのは、今回が2度目である。ニューカレドニアの独立運動に関するヌメア協定は国連でも関心が高まっているという。ニューカレドニア市民が賛成した独立プロセスに準拠した1998年ヌメア協定の実施促進が課題である。1998年ヌメア協定(The Noumea Accord of 1998)は、ニューカレドニアと原住カナック族の政治運動を認め、2014年?2019年の間に国民投票を行ってフランス領に留まるか、独立するかを決めることになっている。フランス領に留まることになれば、フランスは引き続き軍事、外交、出入国管理、警察などの国家管理制度を維持することになる。
(Fiji Times/ Aug.23, 12)
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MSGがニューカレドニア独立問題を討議(太平洋地域)
2012.08.31