アジア・太平洋8ヵ国を歴訪している米国クリントン国務長官が豪州で語ったところによると、米国が16年前太平洋諸国への援助を止めたが、それ以降中国が巧妙に同諸国に進出し国際的な影響力を高めている、このことを憂慮して、米国は援助中止は誤りだったことを認め、太平洋のハブ的存在となっているフィジーに2,000万米ドルの予算でUSAID事務所を設置、太平洋の特に気候変動に対応した援助を行うという。シドニーのローウィ国際政策研究所は、中国が2008年に太平洋島嶼国に約束した無償援助、低利融資額は2億600万米ドルと見積もっている。この年の米国の援助額は360万米ドルにすぎない。
(FijiSUN/ Nov.8, 10)
太平洋地域
【経済・社会動向】
米国が太平洋諸国への援助を再開(太平洋地域)
2010.11.08