オネイル財務相によると、来年の経済成長率は、LNG開発と好調が続く鉱業を反映して今年の7.1%から8%になると予測されている。また、今年の商品輸出価格も回復し景気を支えている。特に、金、銅、石油は年初の国家予算編成額を上回る価格が続いている。しかし、商品価格の変動や2013年にLNG開発工事が終了すること、米ドル安の要因等に加え、ピークを過ぎた油田埋蔵量、2014年予定されているオクテディ金鉱山閉鎖などの要因次第では成長率の鈍化も予測される。一方、2014年及び2015年にLNGの輸出が開始されれば大幅なGDPの増加が期待されるものの、道路や港湾の整備不足、熟練労働者不足, 地権者補償問題、公務員規律問題などの成長害要因も懸念される。
(The National/ Nov.17, 10)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
2011年の成長率は8% (パプアニューギニア)
2010.11.17