国家独立の父と慕われた74歳のソマレ首相が過去の経理報告書に疑惑がもたれ、自主的に突然首相を退任を表明、疑惑を払拭するため裁判所で裁可を得る間、先週副首相に就任したばかりのサム・アバル氏を暫定首相に指名した。問題の核心は、疑惑を指摘したオンブズマン委員会に提出した1993年から1998年間(Radio Australia は1993年から2004年および1992年から2005年の2件と報道している)の経理報告記載内容に不正があるというもの。ソマレ氏はオンブズマンが組織法に基づき正当な手続きをとらないで検察に告訴したとして裁判所の判断を求めていくとみられる。ソマレ氏は自治政府から独立政府となった今日に至るまで43年間にわたり国会議員として国を導いてきた。
(Radio Australia/ Dec.13 , The National/ Dec.14, 10)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
ソマレ首相辞任、サム・アバル副首相が後任(パプアニューギニア)
2010.12.13