World Vision は World Humanitarian Day に合わせ、太平洋の人道支援は他地域と異なり“治安リスクではなくアクセスの困難さ”が最大の課題だと強調した。中東やウクライナなどで人道要員への攻撃が急増する一方、Pacific では法秩序の崩壊は見られず、支援者が標的になる事例もほぼないという。
しかし、島嶼国の地理的分散により、被災直後の情報収集・物資輸送は極めて困難。PNG では小型機、その他の島嶼国では船での移動が中心で、数世帯しか住まない遠隔集落に到達するために多大な労力が必要とされる。通信が途絶するケースも多く、初動の遅れにつながっている。
気候変動に伴う El Niño の強まりやサイクロンの大型化で、支援対象地域はさらにアクセス困難に。World Vision は「太平洋では“数千人支援”ではなく、数家族に物資を届けるために巨大な物流努力が必要になる」と述べ、地域特有の課題への理解を求めている。
(8月19日 RNZ/原文はこちら)