NZオークランドを拠点とし、太平洋諸島にルーツを持つ選手によって編成されているラグビーチーム「Moana Pasifika(モアナ・パシフィカ)」は2026年シーズンを最後に活動を停止すると発表した。
運営母体の Pasifika Medical Association が約1,000万ドル規模の資金不足により支援継続を断念し、World Rugby の初期支援も終了したことで財政的な持続性が確保できなくなった。オークランドを拠点とするため、サモアやトンガでの試合開催がほとんど実現せず、地域代表チームとしての存在意義を十分に示せなかった点も課題とされる。戦績は参入以来下位に低迷し、2026年シーズンも1勝のみで最下位となり、主力選手の流出も続いていた。
会長の Kiki Maoate 氏は「最も苦しい決断だった」と述べ、コメンテーターの Ken Laban 氏は「パシフィカラグビーにとって悲劇だ」と批判している。新たなオーナーが現れない限り、Super Rugby Pacific は2027年から10チーム体制となり、太平洋島しょ国のプロ枠が縮小することで選手育成や国際舞台での露出が減少する懸念が出ている一方、Fijian Drua は安定運営を続けており、太平洋地域のプロチームの持続可能性に国ごとの差が浮き彫りになっている。
出典:RNZ(2026年4月16日) 原文(英語)はこちら