Pentecost 島の Waterfall、Melsisi、Larimaat の3地区で、地元住民・コミュニティが建設に参加した小水力(pico‑hydro)発電所が正式に政府へ引き渡され、稼働を開始した。これにより、26集落・706世帯が初めて安定した24時間電力を利用できるようになった。
この事業は UNDP・日本政府・Vanuatu政府の協力で進められ、総額 462万米ドル が投じられた。パプアニューギニアや東ティモール、サモアを含む複数国を対象とした日本の Pacific Green Transformation Initiative の一環で行われている再生エネルギー普及支援の一部。現地住民は技術者と共に配線・掘削・設備設置を行い、34kmの配電網を自らの手で整備した。発電所は合計 63kW の容量を持ち、年間 約55万kWh を生み出す見込みで、学校・診療所・商店など公共施設も電化された。
バヌアツでは人口の約71%が安定電力を持たないとされ、政府は2030年までに100%の電化を目指し、再生エネルギー導入の加速を試みている。Pentecost の成功は、他島への横展開のモデルとして注目されている。
引き渡し式にはRalph Regenvanuバヌアツ政府気候変動適応担当大臣、奥田在バヌアツ日本国大使に加え、Abduvakkos AbdurahmanovUNDP太平洋事務所副代表が出席した。
出典:UNDウェブサイト(2026年4月6日)原文(英語)はこちら