マーシャル諸島の首都マジュロで開催されたミクロネシア諸島フォーラムにおいて、ナウル航空を含む2つの画期的な航空協力協定が締結された。7月3日に調印された1つ目の協定は、ナウル航空とフォーラム開催国の国営航空会社であるエア・マーシャル諸島(AMI)との間で結ばれた。この協定は、共同パイロット・トレーニング・プログラムから、マーケティング、プロモーション、スケジュールの調整、販売代理店代行に至るまで、互いの協力計画を網羅している。7月4日には、ミクロネシア首脳会議が開催され、ナウル政府の首脳は、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオの首脳と共同で、ナウル航空の貨物サービス拡大を通じた貿易と食料安全保障の機会を促進するための覚書に署名した。両協定は、マーシャル諸島とミクロネシア連邦の航空対策本部がナウル航空幹部と航空サービス協力について1年以上にわたる話し合いを経て締結された。7月4日の調印式にて、マーシャル諸島のMuller天然資源・商務大臣は、「航空貨物輸送能力の増強と航空便の運航頻度の増加により、より新鮮で栄養価の高い農産物を各国にタイムリーに配送することができるようになる。航空ネットワークを通じて、フィジーからより多くの高品質で新鮮な食品が頻繁に輸送されることで、食品の入手しやすさが向上し、より栄養価が高く、より健康的な食品の供給がなされる」と述べた。今後検討される協力分野については、ナウル航空の路線を利用した重要貨物のスケジュール調整、税関・検疫・航空貨物規制要件に関する情報交換、デジタル貨物追跡および文書化ソリューションの検討、地域組織や開発パートナーとの対話における共同代表としての役割などが含まれている。(Radio New Zealand/JUL05,2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/566030/nauru-signs-two-landmark-agreements-in-majuro
ナウル
【経済・社会動向】
マジュロで2つの画期的な協定に調印(ナウル)
2025.07.15