ニュージーランドとオーストラリアはトランプ大統領の関税措置の最悪の事態を免れたが、太平洋諸島の中には、独立主権国家ではない国も含め、大きな打撃を受けた国もある。トランプ大統領の政策として、米国は、米国製品に高関税を課していると判断した国々に対して、20~50%の追加関税を課すとしている。太平洋地域では、フィジーが32パーセントと最も高い関税を課されることになり、それはフィジーが63パーセントの関税を課していることに対する報復関税であると米国は主張している。世界で最も小さな国のひとつであるナウルには30パーセントの関税が課されることになり、米国は59パーセントの関税を課していると主張している。バヌアツには22パーセントの関税、そして、その他の太平洋諸国のほとんどには、10%の基本関税が課されることとなった。(Radio New Zealand/APR.03, 2025)
フィジー
【経済・社会動向】
太平洋地域で米国関税最高値(フィジー)
2025.04.04