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憲法改正への支持獲得に失敗 (フィジー)

ランブカ首相が2013年憲法を改正する法案の第2審において、必要な75%の支持を得ることができず、政府は改憲の試みに失敗した。ランブカ首相が改正を進めるには41名の賛成票が必要だったが、賛成40名、反対14名、棄権1名となった。この改憲法案の主な変更点は、2013年憲法における法改正を成立させるために必要な、国会議員の4分の3及び登録有権者の4分の3の賛成要件を撤廃するというものだった。同国にとって4番目となる2013年憲法は、前政権のフィジーファースト党が国民に押し付けたものだと広く考えられている。「この憲法は、国民の信任を確保するための参加型民主主義プロセスによって策定されたものでも、採択されたものでもない。」とランブカ氏は主張する。3月11日の投票により、改憲法案はこれ以上進展しないことになる。Leung法務長官は、政府は憲法改正の計画を断念するつもりはないとし、最高裁判所に同問題について明確化を求めることは依然として選択肢のひとつであると述べた。フィジーの族長評議会議長Viliame Seruvakula氏は、RNZパシフィックに対し、先住民が直面する問題の根本原因に対処するには、2013年の憲法を見直す必要があると昨年語っていた。(Radio New Zealand/MAR12)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/544528/fiji-government-fails-to-secure-support-to-make-changes-to-constitution