MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 監視団体、2027年の選挙も大惨事になることを懸念(パプアニューギニア)

監視団体、2027年の選挙も大惨事になることを懸念(パプアニューギニア)

パプアニューギニアのトランスペアレンシー・インターナショナル(TIPNG)は、再び選挙の大惨事が起こることを懸念している。2022年の選挙における不適切だった選挙管理プロセスは、PNGで過去最悪とされる選挙関連の暴力事件の主な要因のひとつであると指摘されている。前出のTIPNGは20年以上にわたって選挙プロセスを監視してきており、その結論は、選挙の管理と実施には深刻な欠陥があるというものである。2022年の選挙直後に設置された特別議会委員会は、1年前に議会に対して選挙管理に関して70の勧告をまとめたが、それらはまだ国会議員によって議論されていない。TIPNGの議長を務めるPeter Aitsi氏は、「選挙管理委員会と政府は、一体何を考えているのか? 2022年の選挙や過去の選挙で直面した数々の問題は、わが国の指導者や行政官にとっての戒めとなるべきだ。今こそ真剣かつ真摯な行動が必要である」と述べた。TIPNGは、優先順位が低いことの表れとして、最近の2025年度予算で選挙管理委員会への予算配分が増額されなかったことを挙げた。選挙管理委員会には、次回の選挙に備えて選挙のない年にも必要な基本的なリソースが依然として割り当てられていないという。この資金不足は、選挙管理委員会の準備を妨げ、2027年の選挙の信頼性と有効性に深刻な脅威をもたらすとTIPNGは指摘する。(Radio New Zealand/DEC23,2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/537487/watchdog-fears-2027-png-elections-will-be-a-another-disaster