ツバル
正式国名 | ツバル(Tuvalu) |
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人口 | 11,792人(2020年、世界銀行) |
民族 | ポリネシア系(97%)、他にもポリネシア系とミクロネシア系の混血など。 |
宗教 | 主にキリスト教(プロテスタント) |
1人当りGDP | 5,291米ドル(2021年,世界銀行) |
電話の国番号 | (688)+(相手先の番号) |
面積 | 25.9平方キロメートル(小笠原諸島の父島と同じくらい) |
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首都 | フナフティ(6.3千人) |
主要言語 | ツバル語、英語 |
政体 | 立憲君主制 |
通貨 | オーストラリア・ドル(A$) |
●歴史(第二次世界大戦後)
戦後、英国政府はギルバート・エリス諸島の植民地行政府をギルバート諸島タラワ環礁(現在のキリバスの首都)に移設した。1967年には議会がタラワ環礁に設置された。しかし、この議会は圧倒的にギルバート諸島民(キリバス人)が優勢であったため、1974年の住民投票の結果を受けて、1975年にエリス諸島は文化・社会・言語的に異なるギルバート諸島と分離して英国植民地ツバルとなった。1978年、独立を達成した。
●政治
ツバルは英国王を元首とする立憲君主制国家であり、英連邦に加盟する。元首は英国王であり、ツバルでは総督が元首の権限を代行する。首相が議会の承認を経た後に英国王に助言を行い、それに基づいて英国王が総督を任命する。
議会は定数15名の一院制で、ナヌメア、ナヌマンガ、ニウタオ、ヌイ、バイツプ、ヌクフェタウ、フナフティ各島より各2名、ヌクラエラエより1名の計15名が選出される。議員の任期は4年。議会の召集は首相の助言により総督が行う。国内に政党はなく、首相は議会において議員の中から選出される。内閣は首相が主宰する。
ツバルは、平和愛好国とのみ国交を持つとの方針を有しており、英連邦諸国、援助供与国、太平洋諸国等との関係が強い。在外公館としてはフィジーとニュージーランドに高等弁務官事務所、台湾、ベルギー、アラブ首長国連邦に大使館、ニューヨークに国連代表部がある。93年6月にWHOに、2000年9月に国連に加盟した。警察官は約100名で、軍隊は存在しない。
●経済
ツバルは、資源に乏しく、国家財政の収入源は、入漁料と外国船への出稼ぎ船員等による本国送金、ツバル信託基金(ツバル、英、豪、NZの拠出により87年に設立)の運用益からの引き出し等あったが、99年より米国のインターネット関連会社に貸与したドメイン・コード「tv」の使用権の契約料収入がある。同国には限られた資源しかないため、これらの収入をいかに運用していくかが今後の課題である。
ツバルの概要詳細は、当センターガイドブックをご覧ください。
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