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キリバス

概要
正式国名 キリバス共和国(Republic of Kiribati)
人口 119,438人(2020年 キリバス統計局)
民族 ミクロネシア系(98%)、その他ポリネシア系及び欧州人が居住
宗教 キリスト教(主にカトリック、プロテスタント)
1人当りGNP 4,107オーストラリア・ドル(2020年暫定値、キリバス統計局)
電話の国番号 (686)+(相手先の番号)
面積 811平方キロメートル(無人島を除いた面積は717㎡)
首都 タラワ(Tarawa)
主要言語 キリバス語、英語(共に公用語)
政体 共和制
通貨 オーストラリア・ドル(A$)

キリバス共和国は、赤道と東(西)経180度の交わる点を中心に西から、ギルバード諸島、フェニックス諸島、ライン諸島の3つの諸島群からなり、西端のバナバ(オーシャン)島(東経169度、ニュージーランドのほぼ真北)と東端のミレニアム(カロリン)島(西経150度、タヒチの真北)の東西間が4,500km、北端のテライナ(ワシントン)島(北緯5度)と南端のフリント島(南緯11度)の南北間が2,050kmと、広大な水域に33の島(環礁)が散在している。世界第3位を誇る広大な排他的経済水域を有している。 国土の総面積は無人島を含めると811㎢、有人島のみだと711㎢(対馬とほぼ同じ)で、その約半分(364㎢)をクリスマス島が占めている。首都はギルバート諸島にあるタラワである。

●歴史(第2次世界大戦後)
太平洋戦争で1941年に日本が一時支配したが、2年後の43年には米軍がタラワやブタリタリ(旧称マキン)を占領。終戦後は再び英国の植民地となる。1956年から英国の核実験がクリスマス島で実施され、さらに1962年には米国が核実験を行った。
1975年10月、ポリネシア系住民が中心だったエリス諸島が合法的に分離され、1978年にツバルとして独立。その後ギルバート諸島も独立についての合意が英国政府との間で成立し、1979年7月12日にキリバス共和国として独立した。当初国名は「トゥンガル」とする予定だったが、先に独立したツバルと混同を避けるため、「キリバス」を正式に国名とした。

●政治
英連邦の一員であるが、独立以来総督は派遣せず共和制を採用している。議会の定員は45名。議員は23の選挙区から選ばれ任期は4年。議員選挙の後、議会で議員の中から3名ないしは4名の大統領候補を選出し、国民の選挙によって大統領を決定する。大統領の任期は4年である。大統領・副大統領を含め最大13名の大臣により内閣が構成されている。なお、中央政府の他、各島に地方役場・議会が設置され、地方自治体として機能している。

●経済
キリバスの経済は1900年ごろから1979年までの約70年間にわたり、バナバ(オーシャン)島のリン鉱石に依存していた。しかし、79年に英国から独立した時には既にリン鉱石は枯渇しており、以降リン鉱石に替わる輸出品の開発が大きな課題となっている。現在のキリバスの主な輸出品は魚介類(特にマグロ)、コプラ、海塩、海藻、観賞魚などである。キリバスはカツオ・マグロといった水産資源の宝庫である広大な経済水域を有するため、水産資源はリン鉱石枯渇後の最も重要な資源として期待されている。しかし、沿岸海域中心の小型船団による操業では実績をあげるのは難しく、近年では観光開発の努力も行っており、クリスマス島などが有望視されている。
主な財政収入源としては、関税等収入の他、外国漁船入漁料、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)によるクリスマス島地上局使用料、諸外国からの援助および過去のリン鉱石の売上の一部を積み立てた歳入均衡準備金(RERF: Revenue Equalisation Reserve Fund)の運用益などがある。また日本の遠洋カツオ一本釣り漁船を含む海外船舶の乗組員や、海外への出稼ぎ労働者による本国送金も、国民経済の大きな柱になっている。

キリバスの概要詳細は、当センターガイドブックをご覧ください。
外務省のページはこちらから

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