オーストラリアのターンブル首相は25日、バヌアツのサルワイ首相と会談し、安全保障条約の締結に向けた交渉開始で合意した。中国の軍事基地建設の報道が出るなど、同国の影響力が強まるバヌアツと積極的に関係を強化し、中国に対抗する。豪州はバヌアツで警察官の雇用や訓練を手助けするほか、セイバーセキュリティー政策策定などのため40万豪ドル（約3200万円）の資金援助も行う。ターンブル氏は声明で「豪州が地域への関与を段階的に強めることで、地域の安定と繁栄を促進する」と述べた。（Radio New Zealand /June 25, 2018)