2024年7月19日(金)、東京で開催された島サミット(PALM10)に参加するために来日中のニューカレドニア・クロード・ガンベイ自治政府大統領付官房長(特使)、チャールズ・ウェア・ルイ・マプーニューカレドニア自治政府大統領付対外関係アドバイザー、 ガストン・ワドラワネPALM10ニューカレドニア代表団窓口(駐フィジー・ニューカレドニア代表)がPICを訪問し、ニューカレドニアの輸出について意見交換をしました。
冒頭、PIC所長より、ニューカレドニアから日本への輸出品目の内約95%を占めるのはニッケル関連産品であること、さらに観光地としても人気が高いことを説明。ガンペイ氏より日本とのさらなる貿易拡大を目指すのであれば、ニッケルだけに頼らずに、他の産品の発掘も重要であり、例えばサンダルウッドやココナッツオイルなどの輸出に力をいれようと思っている旨言及されました。これに対して、PICからは、今年3月に開催されたFoodex2024にニューカレドニアの企業を招聘し、バニラ、ラム、はちみつ、ビール、バニラビーンズを紹介した旨説明したところ、先方より感謝の意を表されました。
投資の可能性については、漁業分野、例えばエビの養殖施設などは可能性があるかもしれないこと、再生エネルギー分野では、太陽光発電の導入をすることで、ニッケル工業の電力の一部をグリーンエネルギーにすることで、グリーンニッケルに貢献できるのではないかなど、闊達な意見交換となりました。