(太平洋地域)
6月にフィジーで開催予定だったメラネシア・スピアヘッド・グループ(MSG)首脳会議が、2006年の無血クーデターで就任したフィジーのバイニマラマ首相は民主政権ではないと言う理由でヴァヌアツのナタペイ首相が議長移譲を拒否していたため、議長職の引き継ぎが延期されていたが、不信任を受けて辞任したナタペイ氏に代わりキルマン氏が首相に就任したことで事態は一変、12月15日、ソロモン諸島の首都ホニアラで持ち回りの議長職がヴァヌアツからフィジーに移譲される「和解の儀式」が施行された。儀式ではPNGのアバル副首相をはじめ各加盟国代表が出席し、フィジーのクンブアンボラ外相がキルマン首相からフィジーの伝統的な「セヴセヴ」の儀式にのっとり議長職の移譲を受けた。
(Fijilive/ Dec.15, Radio Australia/ Dec.15, 10)
バイニマラマ・フィジー首相がMSG議長に就任
2010.12.15