(パプアニューギニア)
6月6日、サム・アバル首相代行がポリエ外務・貿易・移民相とドゥマ石油・エネルギー相を解任したため、両閣僚がシンガポールで病気療養中のソマレ首相に相談のため出国した。一方、首相に同伴していた息子のアーサー・ソマレ公共企業相がシンガポールを出発、来月から始まる法廷審理の準備のため帰国する。首相に付き添っている首相の広報官を務める首相の娘バーサが、両氏に会えないよう意図的に公共企業相の出国を画策したようである。ポリエ氏とドゥマ氏は2002年以来ソマレ内閣にあり、アバル氏から解任されたことに痛く傷ついたとし、ソマレ首相が復帰した際内閣に戻れるよう希望しているという。アバル氏は、ポリエ氏との確執、ドゥマ氏にはLNG開発での地権者対応に問題ありとして、解任理由を述べている。
(Post Courier/ June 10,11)
政権が混乱
2011.06.10