1月25日、第27回　Pacific Islanders Club懇談会が無事終了しました。今回はコロナ禍の開催のため、感染症対策の観点から、会場参加とオンライン参加を選んでいただけるよう、ハイブリッド開催といたしました。会場・オンライン参加合わせて100名を超える皆さまにご参加いただきました。

冒頭、PIC斎藤所長の開会挨拶からスタートし、外務省大洋州課神田課長、駐日トンガ王国大使館特命全権大使スカ・マンギシ閣下（※）に来賓のご挨拶を賜りました。神田課長からは、被災しているトンガへの日本政府の支援、昨年開催した島サミットで打ち出した「太平洋のキズナ政策」、さらにこれまで島嶼国外交を牽引してこられたマーシャル諸島のキジナー駐日大使逝去への哀悼の意を述べられました。スカ・マンギシ氏大使からはトンガ海底火山噴火に係る日本からの支援に対する感謝の言葉が述べられました。

その後、懇談会第一部として、大阪学院大学教授、太平洋協会会長の小林先生に「コロナ禍で動く太平洋政治」と題したご講演いただき、第二部は、「島嶼国情勢2020・2021・2022」と題し、この2年間を振り返りながら今年の島嶼国全般の課題について、東海大学黒崎先生をモデレーターに、笹川平和財団　主任研究員　塩澤様、JICA堧水尾課長によるパネルディスカッションを展開しました。太平洋島嶼国全般を俯瞰的にとらえた動きが見えづらい中、大変貴重なお話を聞くことができ、参加者の皆様からも大変勉強になったとのコメントも多く寄せられました。

次回の開催は未定ではございますが、さらに有益な場を提供できるよう、皆様のご意見をお聞きしながら進めていきたいと思っています。

当日参加できなかった方はこちらから、視聴することもできますので、興味のある方はぜひアクセスしてください。このオンデマンド動画は、約2か月間（3月31日まで）視聴できます。