3月11日、ジェトロ主催、在日パラオ共和国大使館及び太平洋諸島センター共催で「日本・パラオ外交関係樹立25周年記念:パラオ・ビジネスセミナー」を開催いたしました。セミナーには、130名を超える参加者が出席し、パラオへの関心の高さが伺えました。
セミナーでは冒頭、ジェトロ・アジア経済研究所の佐藤百合理事が開会の挨拶の中で、パラオのレメンゲサウ大統領の今回の来日に合わせて、昨年実施した「パラオ官民合同経済ミッション」派遣からわずか3か月後にセミナーを開催できたことに対する感謝を述べられました。その後、鈴木憲和・外務大臣政務官、日・パラオ友好議連会長の石原伸晃衆議院議員の来賓の挨拶に続き、レメンゲサウ大統領が基調講演を行いました。その中で、観光、インフラ、建設などの分野で責任ある投資家との協力を進めるため、投資認可や税制の簡素化に取り組んでいることを話されました。
この他セミナーでは日本・パラオ両国の関係者による講演が行われ、①ケレイブ・ウドゥイ大統領府顧問が、パラオの投資環境の魅力をアピール、②ケビン・メセベルー観光局長は、責任ある持続可能な観光分野の発展に対する取り組みなどを紹介、③PIC斎藤所長が2018年12月の「パラオ・ビジネス交流訪問団」の概要を報告、④同訪問団に参加した双日・淺枝氏がパラオ国際空港の拡張プロジェクトの概要を解説し、最後に、マツタロウ駐日パラオ大使が閉会挨拶を行いました。
終了後も、参加者と登壇者がそれぞれに交流を深める等のネットワーキングが積極的に行われ、実りあるセミナーとなりました。
当セミナーのプログラムは以下の通り:
開会挨拶:佐藤理事
来賓挨拶:鈴木政務官
来賓挨拶:石原議連会長
基調講演:レメンゲサウ大統領
講演①:ウドゥイ大統領府顧問
講演②:メセベルー観光局長
講演③:パラオ・ビジネス交流訪問団実施: 斎藤PIC所長
講演④:日本企業のビジネス展開事例:双日 淺枝・空港プロジェクト課長
閉会挨拶:マツタロウ在日パラオ共和国大使