毎年春と秋に明治大学リバティアカデミーにてPIC連携講座が開催され、太平洋島嶼国の自然や文化、あるいは同地域に対する国際関係について各分野の専門家の先生からお話を伺っております。5月27日、明治大学のグローバルフロントにて、2017年度春のPIC共催講座が行われました。
今回のテーマは「決断が迫られる太平洋諸島外交」で、講師として太平洋協会理事長の小林泉大阪学院大学教授をお招きして、近年の太平洋諸島をめぐる国際関係の変容と、それを受けての日本外交の重要性についてお話を伺いました。小林教授からは、第8回太平洋・島サミットまで残り1年を切ったこの時期であるからこそ、今後の太平洋諸島をめぐる日本外交の将来ビジョンを明確にすべきであると指摘されました。会場には90名近い来場者が訪れましたが、講演後のコメントの中には、「日頃耳にしない太平洋諸島が、国際社会の中で注目されてきていることを知るとともに、今後日本と太平洋諸島との関係についてニュースなどを通じて注視していきたい」という意見が多数述べられていました。