7月2日、明治大学とPICとの共催で開催されたオープン講座「太平洋諸島の歴史と文化」が明治大学駿河台キャンパス・リバティホール1013教室にて行われました。朝方はどんよりとした曇り空で天気が危ぶまれましたが、昼前には真夏を思い起こすような好天となり、80名を越える受講者が参加されました。
講師の東裕日本大学法学部教授より、最初に太平洋島嶼国をめぐる政治状況について、憲法の視点から比較する分析について説明がなされました。とりわけ、トンガ王国の方が日本よりも古い時代から立憲君主国として憲法制定を成し遂げていたことは、受講者もかなり驚いておりました。また後半は、島嶼国のリーダー的な役割を担っているフィジーにおける近年のクーデターとバイニマラマ政権が進めてきた選挙改革と民主化の動きについてわかりやすく解説して頂きました。
なお。秋季(11月を予定)にも明治大学・PIC共催のオープン講座の開講を予定しており、メラネシア・ポリネシア・ミクロネシアのそれぞれの地域の歴史と文化の特徴を3回にわたり講義が行われる予定となっております。