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長崎裕麻著『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』を読んで

 著者は南国の楽園フィジーに移住し、そこで出会ったフィジー人は日本人からすると非常識であるが幸せを引き付ける習慣を持っていると知った。その価値観を伝えるべく書かれた本である。

フィジーでは「主観的幸福度」が高く、彼らは①何でも共有し②自分にも他人にも「テキトー」で ③どんな時も今のこの瞬間を生き④人類みな兄弟のスタンスでつながりを広げていく、この4つの習慣が当たり前に行われるため幸せな生活を送っている。

「共有」は悩みをゼロに近づける手段でありかつ人間関係をも良好にする。また現在ワークライフバランスなど多様な働き方が認められつつあるが、そのように仕事に対して不要な制約を消し去り「テキトー」な一面が必要である。さらに今この瞬間をポジティブに過ごせば後悔や不安は減り、有限な人生を悔いなく生きようという気にさせてくれる。そして当たり前にように我々は幸せになるべきであり、人との関係の間に存在する幸福感は他者とのつながりによって生まれる。

つまり日本に生きる我々は、南の国フィジーで生きる彼らの幸せをひきつける習慣を実行することで、もっと生き易く幸せに満ちた日々を送れるだろう。地震などの自然災害が多発し人生は突然終わりが来るかもしれないという現実をひしと感じる。悔いなく生きるためには彼らの考えはいい手本になる。そしてそう生きようと決めたら今この時に何ができるかを探す必要があるのだ。人生最大の目的「幸福」を達成するためのヒントを得られる一冊だろう。(PICインターンA.A)