バヌアツのSeremaiah外務大臣代行は、地域的な労働移動計画が地元のカバ産業に影響を与えていると述べた。海外の季節労働に多数のバヌアツ人労働者が採用されることで、カバ栽培に従事できる地元の労働力を減少させていると述べた。バヌアツはサモアやトンガとともに、ニュージーランドの季節労働者認定制度(RSE)に基づく労働力の主要供給国である。2007年7月1日から2022年6月30日までの間に、バヌアツから合計16,250人がRSEスキームに参加した。また、バヌアツは、オーストラリアの太平洋諸島労働者移動(PALM)計画の下でも最大の労働力供給国のひとつであり、2019年6月から2024年5月の間に6200人以上の労働者を派遣している。その一方で、バヌアツのカバ輸出業者は供給不足を懸念しているとバヌアツ・デイリー・ポスト紙は報じている。カバの需要は2024年に記録的な水準に達したという。最近のカバ関連のフェスティバルにおけるパネルディスカッションでは、こうした課題を踏まえ、政府は外国企業の参入に関する方針を再考すべきではないかという問題提起がなされた。現在、国内の農家を保護するために、外国投資家がカバ産業に参入することを政策で禁止している。(Radio New Zealand/DEC02, 2024)
バヌアツ
【経済・社会動向】
域内の労働力移動計画がカバ産業を脅かすと大臣が警告(バヌアツ)
2024.12.06