ニュージーランド国防軍(NZDF)の声明によると、ニュージーランド軍艦マナワヌイからの燃料除去は12月に開始される見込みである。同作業は、サルベージ会社Pacific 7とBay Underwater Services NZによって行われる。この軍艦は先月、サモアの岩礁に座礁して沈没した。Brown海軍副司令官は、「まず最大の環境リスクとなるバルク燃料を除去し、次に少量の油やその他の汚染物質を除去することが最優先である」と述べた。また、「環境に対する潜在的なダメージを制限または阻止するために、実行可能な全てのことを行うことが目的である」とBrown氏は言及した。燃料を除去する作業は可能な限り迅速かつ安全に行われるが、天候や海況などいくつかの要因に左右されるという。NZDFの声明によると、燃料の取り出しに必要な機材は来週中にニュージーランドを出発する予定で、到着まで10日ほどかかるという。「NZDFの目的は、燃料やその他の汚染物質をできるだけ早く船から取り除くことであり、関係者のリスクを最小限に抑え、安全に行う必要がある」とBrown氏は語る。沈没事故に関する法廷調査報告書は2月末に完成する見込みで、法的審査を経て3月下旬には一般に公開される予定である。(Radio New Zealand/NOV18, 2024)
ニュージーランド
【海洋問題】
沈没した海軍艦艇の燃料除去作業、12月に開始(ニュージーランド)
2024.11.22