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COP29:国連事務総長、地球温暖化を1.5℃に抑えるための「最終カウントダウン」

国連事務総長のグテーレス氏は、「次のハリケーンが襲う前に命からがら逃げ惑う家族、うだるような暑さの海で破壊される生物多様性、耐え難い暑さで倒れる労働者や巡礼者、地域社会を破壊し、インフラを破壊する洪水、干ばつで作物が荒廃し、空腹のまま眠りにつく子供たち。 こうした災害やその他の災害は全て人類が作り出した気候変動によって激化してきている。そして、どの国もその影響を免れることはできない」と気候変動対策サミットの開会式で述べた。そして、「行動を起こしたいと切望する発展途上国が行動できないため、気候変動対策への資金へのアクセスをより容易にする必要がある」と語った。彼は、「地球の気温上昇を1.5℃に抑えるためには、世界は毎年9%の排出削減を行わなければならない」と述べ、また、「2030年までに2019年の水準から43%削減しなければならない」と付け加えた。そして、「全ての国が自らの役割を果たさなければならないが、特にG20が主導しなければならない。なぜならG20は最大の排出国であり、最大の能力と責任を有しているからだ。G20は技術的ノウハウを結集し新興経済国を支援しなければならない。」と述べた。さらに、「気候変動対策は慈善事業ではなく投資であり、気候変動対策は選択肢ではなく必須なのだ」と語った。(Radio New Zealand/NOV13,2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/533605/cop29-un-chief-warns-world-is-in-final-countdown-to-limit-global-warming-to-1-point-5c