太平洋諸島フォーラム議長でトンガ首相のフアカヴァメイリク氏は、国連気候変動会議に参加している小島嶼国の指導者たちに対し、「過去に開催されたUNFCCC会議の期待外れの成果」にめげずに活動するよう呼びかけた。国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)はアゼルバイジャンのバクーで開催されており、小島嶼開発途上国(SIDS)の気候変動に関するCOP29首脳サミットでフアカヴァメイリク氏は、「大胆かつ有意義な気候変動対策」について話し合う事が重要であり、全ての加盟国に利益をもたらす形で共に前進しなければならない」と述べた。パプアニューギニア政府が小島嶼国を代表して抗議の意思表示をするとして、今年のCOP会議への出席を見合わせることを決定したことに関しては、「太平洋諸島フォーラムのメンバーであるPNGが欠席の決定を下したのは、気候変動を重要な問題として認識していないからではなく、世界レベルでの無策に対する抗議のためである」と指摘した。また、「フォーラム諸国が気候変動に与えた影響は最小限であるにもかかわらず、気候変動による影響が我々の死活問題とならないよう、深く関与し続ける」とフアカヴァメイリク氏は述べた。(Radio New Zealand/NOV14, 2024)
太平洋地域
【環境・気候変動】
太平洋諸島フォーラム議長、COP29で小島嶼国連合の指導者たちに希望を失わないよう呼びかけ(太平洋諸島)
2024.11.15