PNGの Tkatchenko外相は先週、PNGは「『森林国』と『小島嶼国』の抗議と防衛」として、第29回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP29)に参加しないと発表した。「パプアニューギニアは、すべての小島嶼国の利益のためにこの立場を取っている。気候変動の壊滅的な影響に苦しむ国民がいるにもかかわらず、もはや口先だけの約束や無策を許すことはできない」と彼は述べた。これに対して地域の環境活動家らはこの脱退の決定に対し、COPは地域連帯の基盤であると主張して懸念を表明している。Tkatchenko氏は、長年にわたって気候変動対策資金へのアクセスが困難であることを指摘し、国際社会は財政的及び道義的な約束を果たしていないと指摘し続けてきた。「自国民を守るために必要な重要な資金へのアクセスを、不可能な障壁によって妨害されてきた。 私たちは支援を求める試みを続けてきたが、今日まで、支援の手は1本も差し伸べられていない。自分たちを養い、経済を発展させるために森林を伐採しなければならないのであれば、そうするしかない。パプアニューギニアは、国民が苦しんでいるのに、もはや空虚な言葉に耳を傾けるつもりはない。私たちは自らの運命を自らの手で切り開くのだ。」これがTkatchenko氏の主張だ。(Radio New Zealand/OCT31, 2024)
パプアニューギニア
【環境・気候変動】
「口先だけの約束と行動の欠如」に抗議してCOP29から脱退(パプアニューギニア)
2024.11.01