フィジーのランブカ首相は、太平洋諸島実情調査団のニューカレドニアへの派遣を前に、ニューカレドニアの地方自治体に対し、パリへの要求は常識の範囲内に留めるようにと警告している。「ニューカレドニアのこの運動が始まったのは、私が首相在任中だった。そして当時私は、自分たちを支援してくれている手を払いのけるなと訴えていた。」とランブカ氏は語った。一方、ニューカレドニアに滞在中のベテラン太平洋ジャーナリスト、Maclellan氏は、フランスの政治指導者たちが危機の深刻さを理解していないのではないかという強い懸念があると述べた。まだ同氏は、今回のフォーラム調査団について、「この危機は未解決であり、太平洋地域の指導者たちが到着するにあたり、彼らは表面的な平穏の向こう側にある、今後数ヶ月にわたって解決すべき多くの問題に目を向けなければならなくなるだろう。」と述べた。またMaclellan氏は、「過去には、フランスの外交官が、フォーラムの参加を歓迎し、暴力を非難し、復興の問題などに取り組むよう提案してきた。しかし、今回の件に関して、私は、フランスによる脱植民地化の責任に関する問題に取り組むことへの消極性を感じている。そうした中で、外交官でも閣僚でも政府高官でもなく、フォーラム参加国の4人の首相が参加するという事実そのものが、この地域にとって重要な瞬間であることを示している。」と言及した。
ニューカレドニア
【経済・社会動向】
「自分たちを支援してくれている手を払いのけるな」ランブカ氏のメッセージ(ニューカレドニア)
2024.10.28