ニューカレドニアの議会で新たに選出された議長 Falaeo氏は、4月にアゼルバイジャン議会と締結した物議を醸した協定を「無効」であると公式に宣言した。 Falaeo氏は10月14日に地元メディアの取材に応じ、4月18日にバクーで署名された覚書について言及した。この覚書は、ニューカレドニアの独立派政党であるUC(Union Calédonienne)の Naisseline議員とアゼルバイジャン議会の議長との間で交わされたものである。
同合意は、両機関間の協力の一歩として発表された。当時、独立派のリーダーであるRoch Wamytan議長から権限を委任されていたと語ったNaisselineが署名した文書について、記者団に対し、「Naisseline氏には署名する権限もなかったので、無効と見なさなければならない」と新議長は述べた。7月にバクーで開催された「Baku Initiative Group」の会合では、コルシカ、グアドループ、マルティニーク(フランス領カリブ海地域)などのフランス領土の代表団が、ニューカレドニア(現地政府の独立派議員Mickaël Forrestが出席)とともに、いわゆる「解放戦線」の誕生宣言に署名した。それは「フランス植民地の脱植民地化プロセスにおける努力を結集する」ことを目的としているとされた。物議を醸した自称「フランス植民地会議」は7月17日及び18日にアゼルバイジャンの首都で開催され、フランス領ポリネシアやニューカレドニアを含む複数のフランス海外領土が参加した。ここ数ヶ月間、特に5月中旬にニューカレドニアで暴動が発生して以来、当時フランス内務・海外領土大臣であったDarmanin氏は、アゼルバイジャンがニューカレドニアで現在も続いている市民暴動危機を含むフランスの内政に「極めて有害な干渉」を働いたと公に非難している。これに対してアゼルバイジャンは一貫して否定している。(Radio New Zealand/OCT16, 2024)
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【経済・社会動向】
アゼルバイシャンとの合意は無効に(ニューカレドニア)
2024.10.18