MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 国連総会: 大統領が太平洋における弾道ミサイル実験の中止を呼びかけ(フィジー)

国連総会: 大統領が太平洋における弾道ミサイル実験の中止を呼びかけ(フィジー)

国連総会(UNGA)で演説したフィジーのカトニヴェレ大統領は、平和の文化を育むことがこれまで以上に急務であるとしたうえで、太平洋諸島地域は2度の世界大戦で戦争の恐怖を経験し、平和の価値を知っていると述べた。そして9月24日に実施された中国のミサイル実験に言及し、そのような行動を止めるよう呼びかけた。フィジー政府は今週、初の外交政策白書を発表。同白書によれば、米国と中国の覇権を巡る戦略的競争は、「インド太平洋地域が直面する最大の脅威」とされている。同じくフィジーのランブカ首相は、米中2大国間の「覇権争い」による「状況は深刻」であり、「この競争がどのような展開を見せるかは疑問である」と指摘した。中国が太平洋にミサイルを発射したのは40年以上ぶりのことだが、スタンフォード大学シニアフェローのPanda氏は、中国は定期的に長距離ミサイルの演習を行っており、今回のミサイル発射もその一環であると述べた。中国国防省は声明で、ミサイルは「毎年恒例の訓練計画における日常的な演習」の一部であり、特定の国や標的を狙ったものではないと発表した。ミサイルは「想定された海域に落下した」という。ニュージーランドのピーターズ外相は「憂慮すべき事態」と述べ「さらなる情報収集を継続している」と声明で発表した。(Radio New Zealand/SEP27,2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/529204/unga-fiji-president-calls-for-cessation-of-ballistic-missile-testing-in-the-pacific-ocean