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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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オゾンホールに改善の兆し―世界気象機関

世界気象機関(WMO)は、毎年発行している「WMOオゾンと紫外線速報」を発表し、オゾン層は長期的な回復傾向にあるとした。同報告書によると、2022年と比較すると、2023年の10月と11月にはオゾンが大幅に減少しており、2022年1月15日に起きたフンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ火山の噴火により、成層圏の水蒸気量が増加したことを指摘している。これが原因で、数年にわたって低水準が続いていたオゾン全量の値が上昇したと報告書は述べている。噴火による水蒸気は高度55キロメートルに達し、熱帯の南西太平洋およびインド洋地域上空のオゾン層を1週間で5%も減少させたことが分かった。しかし、それでも状況は改善に向かっているという。報告書によると、現在の政策が継続すれば、オゾン層は2066年頃までに南極上空で1980年(オゾンホール出現前)の値まで回復し、2045年頃までに北極上空で、2040年頃までにその他の地域で回復すると予測されている。 (Radio New Zealand/SEP19, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/528425/things-are-looking-up-for-ozone-hole-un-weather-org