世界保健機関(WHO)の西太平洋地域事務局長に、この地域出身者として初めて任命されたトンガのSaia Ma'u Piukala博士がニュージーランドを訪問し、太平洋地域の指導者たちから支持を集めた。同博士は7月17日ににオークランド大学のフェール・パシフィカ(Fale Pasifika)に出席し、太平洋諸国が世界レベルでより強い発言力を持つようになると語った。同氏は、WHOが10月に地域委員会に提出する計画書の最終調整を行っていると述べ、パンダナスの葉を編むことからインスピレーションを得て、太平洋地域のコミュニティにおいて文化的、歴史的に深い意味を持つ習慣をふまえた地域行動計画を作成中であると語った。太平洋地域の指導者たちは、Piukara博士が特に西太平洋地域のために改革を実行し、太平洋地域の人々のWHOの意思決定の場での発言権を高めてくれることを期待すると述べている。この地域の視点をWHOの決定事項に反映させるためには、地域指導者が団結する必要があるというのが太平洋地域の理解であり、この機会にPiukala博士を中心に結束を強くした。(Radio New Zealand/JUL18, 2024)
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋地域の指導者、WHOのSaia Ma’u Piukala西太平洋地域事務局長を中心に「結束」(太平洋諸島)
2024.07.22