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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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太平洋島嶼国フォーラムの準加盟を目指す米国領諸島(太平洋諸島)

太平洋地域の主要な政治的意思決定機関である太平洋諸島フォーラム(PIF)において、米国領の2つの準加盟国が加盟格上げに一歩近づいた。同フォーラムはRNZ Pacificに対し、代表者がグアムと米領サモアを訪問したことを明らかにした。グアムのTenorio州知事代理は、グアムとアメリカ領サモアがPIFに加盟できるようにと要望した。PIFのNayasi副事務局長によると、この申請は来月開催予定の第53回フォーラム・リーダー会議の議題になっているという。「グアムと米領サモアの申請書を受け取った事務局は、フォーラムのプロセスを通じて提示される加盟国の指導のもと、独自の評価を行っており、加盟国がこの件に関して話し合いを持つのは最短でもトンガでの会合になるだろう」とNayasi副事務局長は述べた。1971年に設立されたPIFは、この地域随一の政治・経済政策組織であり、世界の超大国間の駆け引きに巻き込まれているこの地域で、影響力のある地域的組織である。PIFには、オーストラリア、クック諸島、ミクロネシア連邦、フィジー、キリバス、ナウル、ニュージーランド、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、マーシャル諸島、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル及びバヌアツの18カ国が加盟しており、フランス領であるニューカレドニアと仏領ポリネシアは、現在唯一の非自治加盟国である。グアムのTenorio州知事代理は、「太平洋諸島フォーラムを太平洋全体の真の包括的な地域政治組織にするために、グアム、北マリアナ諸島、そしてもちろんアメリカ領サモアとともに、マリアナ諸島の参加を確保することによって、太平洋諸島フォーラムを完全なものにしてほしい。グアムがフォーラムに参加する動機は、完全に向けて空白を埋めるためである。」と述べた。2024年6月、アメリカ政府は、太平洋諸島が「いかなる資格においても」国際組織に参加することを禁じていた古い方針を修正し、議決権のない準メンバーとしてPIFに参加することを認めることに同意しており、ブリンケン国務長官は、太平洋諸島の政治的地位は完全な議決権を持つメンバーにはなれないが、議決権を持たない準メンバーとしての申請は支持すると述べている。(Radio New Zealand/JUL09, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/521679/us-territories-vying-for-pacific-island-forum-associate-membership