太平洋諸島フォーラム事務局長のワンガ氏は、同地域の主要な経済・政治組織を率いるにふさわしい人物かどうかを懸念する批評家たちを一喝した。ワンガ氏は6月初旬に事務局長に就任し、その後、ソロモン諸島を公式訪問し、マネレ首相と会談、トンガではフアカバメイリク首相と会談し、ヌクアロファで開催される第53回フォーラム・リーダー会議の準備について話し合った。7月1日初の記者会見で、ワンガ氏は地域のジャーナリストを前に、批判する人々によって捏造された「問題」は「現時点ではすべて取るに足らない事だ」と述べて一蹴した。「重要なのは私がベストプラクティスに従ってPIFをどのように運営していくかという事、そして全員が協力しお互いを尊重することだ」と述べた。メディアとの関係や、ジャーナリストとどのように協力するつもりかという質問に対し、ワンガ氏はメディアを「パートナー」と見ており、とても重要だと答えた。ローウィー研究所の太平洋諸島プログラム上級研究員であるMeg Keen博士は、「ワンガ氏は地域機関の利益を代表する立場であり、透明性と説明責任が重要だ。彼はその模範となるような説明をする必要があり、メディアに関しては、PIFのコミュニケーションとメッセージが地域全体と開発パートナーに明確でまとまりのあるものになるように力を発揮しなくてはならない。それが彼に対する期待であり、PIF事務局長としてのワンガ氏を評価するべき点であると思う」と述べた。(Radio New Zealand/JUL3, 2024)
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【経済・社会動向】
太平洋諸島フォーラム(PIF)ワンガ事務局長、自身への批判を一蹴(太平洋諸島)
2024.07.08