Transparency Solomonの代表と議会の独立グループのリーダーは、中国が援助金を使ってソロモン諸島の政治秩序を意図的に操作していると主張しているが、首相はこれに同意せずにいる。独立グループのリーダーであるPeter Kenilorea Jr,は、RNZ Pacificに対し、農村持続可能開発プログラム(RSDP)を通じた中国の援助は、「人々が反政府勢力から政府側に付くよう誘導する」ために利用されており、その目的で資金を利用することができると語り、農村開発省は行政府の一部であり、中国に代わってプロジェクトを実施しているため、RSDPは悪用されていると述べた。そして、中国とソロモン政府の両方が政治的操作に責任があると訴える。Transparency SolomonのRuth Liloqula 最高経営責任者(CEO)もKenilorea氏の意見に同意し、こうした状況が国会議員を4月の選挙時点での所属政党や無所属の地位を捨てさせ、親中派政権に参加させようとしていると指摘した。Liloqula氏によればRSDPの申請プロセスは不透明だが、国会議員が中国大使館を通じて申請することになっているという。この批判に対してマネレ首相は、選挙が終わると、政府側に入りたがる国会議員が出てくるものだと反論した。他国からの資金援助(ホニアラのニュージーランド高等弁務官事務所を含む)は、国会議員を完全に迂回し、地域住民が直接援助プロジェクトを申請することで機能している。Liloqula氏は、中国の援助プログラムにはもっと透明性が必要だと述べた。ソロモン諸島の人々は、どの援助国も同じように扱うべきだであると訴える。Kenilorea氏は、2019年に政府が台湾から中国に忠誠を誓って以来、中国はまだソロモン島民の ""心 ""を掴もうとしていると語った。彼らはまだ、この面でもっと努力する必要があると感じている。ソロモン諸島の多くの人々は、なぜ中国への忠誠心を切り替えなければならなかったのか、まだ納得していないと思うと語った。(Radio New Zealand/JUL4, 2024)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
【中国・台湾進出動向】
援助を利用して政治秩序に影響を与えようとする中国を非難(ソロモン諸島)
2024.07.08