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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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太平洋安全保障会議、国家安全保障戦略策定における利害関係者の参画が果たす重要性に注目(太平洋諸島)

太平洋地域・国家安全保障会議(PRNSC)は、今週、国家安全保障に焦点を当てた重要なパネルディスカッションを行い、6月26日に閉幕した。パネルディスカッションでは、効果的な国家安全保障戦略を策定する上で、幅広い利害関係者の関与が重要な役割を果たすことが強調された。元上級外交官で警察官のロス・アーダーン氏の司会で進行された「国家安全保障パネル」には、クック諸島国家安全保障アドバイザーのMaara Tetava氏、バヌアツ国家安全保障アドバイザーのRoline Tekon氏、マーシャル諸島司法長官のBernard Adiniwin氏、フィジー内務省安全保障課長のAlipate Naulivou氏が参加した。パネルディスカッションでは、国家安全保障戦略は柔軟性があり、継続的に更新され、状況の変化に対応できるものでなければならないと指摘された。また、太平洋島嶼国が直面するいくつかの重大な安全保障問題にも焦点を当てた。●気候変動と自然災害が最も差し迫った脅威として認識され、海面上昇と異常気象がますますこの地域に影響を与えている。●デジタルの脅威が進化するにつれ、国家インフラや個人データを守るための強固なサイバー防御の必要性が高まっている。●人身売買、麻薬密輸、違法漁業などの問題は、地域の協調した対応を必要としている。●NCDsの健康への影響は、太平洋地域社会の幸福と経済的安定に重大な脅威をもたらす。●過去の核実験による環境と健康への影響への対処は、依然として重要な関心事である。●人工知能:AIが国家安全保障に与える影響は、高度な偽造から詐欺、監視に至るまで、慎重な検討と規制が必要である。バヌアツの国家安全保障アドバイザーを務めるRoline Tekon氏は、力強いメッセージで会議の総括をした: 「私たちは太平洋の村である。ある国が影響を受けることは、私たち全員に影響を及ぼす。すべての国が協力しなければならない。」この声明は、地域の安全保障上の課題には協力的な解決策が必要であり、太平洋共同体を定義する団結の精神が必要であるという共通認識を反映している。(Pacific Islands News Association/JUN26, 2024)

https://pina.com.fj/2024/06/26/pacific-security-conference-highlights-the-vital-role-of-stakeholder-engagement-in-shaping-national-security-strategies/