「負担を共有すれば負担は半減する」とすれば、サービスの負担とは何か？太平洋地域の人々の「サービスのコスト」を探る研究が初めて行われた。オークランド大学博士候補の研究者Asetoa Sam Pilisi氏は、家族の面倒を見ることは文化的な負担であり、特に太平洋地域のコミュニティでは、精神的な健康と幸福感を犠牲にすることがあると述べた。この調査は太平洋地域の1100名以上の人々を対象に実施された。調査の結果を踏まえてPilisi氏は、太平洋諸島の人々の ""奉仕 ""という行為は、文化的な名誉を得られる傾向にあるが、時には個人的、肉体的、精神的な幸せなど、人生の他の領域を犠牲にしている場合があると述べた。パシフィカ・メンタルヘルス・グループ「Le Va」のJosiah Tualamali'i共同代表は、この研究を歓迎した。彼は、文化的な転換を起こすためには、太平洋地域の人々についてもっと研究が必要だと語る。地域社会に奉仕することを人生の使命とする彼にとって、燃え尽き症候群を避けるために自分自身をケアすることの重要性を、Tualamali'iはある長老から教えられたという。Pilisi博士の研究結果は、18歳から45歳の調査対象者が奉仕活動をすることによる経済的、肉体的、精神的なコストについて概説するもので、正式な調査結果は8月にまとまる予定である。(Radio New Zealand/JUN19, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/519880/research-explores-cost-of-service-on-pacific-population