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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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イーロン・マスクのスターリンクを徐々に受け入れ (太平洋諸島)

ブロードバンド衛星サービス・プロバイダーであるスターリンクは、現在太平洋地域で利用されているが、今のところ必ずしも合法的ではない。電気通信規制当局のBrian Winji 氏によると、このサービスを利用する人々は海外(おそらくオーストラリアやニュージーランド)で契約し、国内に機器を持ち込んでいるという。また、Winiji氏によれば、スターリンクは正式なライセンスを取得しておらず、バヌアツ国内で営業することは許されていないという。スターリンク社のライセンスは、バヌアツを襲ったサイクロンの後、一時的に制限付きで付与されたもので、4月末には失効するという。一方、クック諸島の電気通信規制当局のBernard Hill委員長は、スターリンクの利用を禁止している規制当局は、自らの重要性を "過大評価 "しているのではないかと述べた。Hill氏は、クック諸島やニュージーランドのような規制緩和された市場では、禁止する正当な理由があるまで許可するのがルールだと主張する。Hill氏はニュージーランドとオーストラリアで購入した端末のローミングを許可しているという。フィジーでは、スターリンクはすでに営業許可を得ているが、現地ではまだサービスを開始していない。すでにスターリンクの機器を国内に持ち込んでいる人は、現地でのサービスが開始されたら、切り替える必要がある。技術界の大富豪イーロン・マスクが所有するスターリンクは、地球の近くを周回する何千もの衛星を使って、最も遠隔地に高速インターネットを提供することを約束している。上記の国以外の太平洋諸国でも、スターリンクを利用しているか、または、利用できるようになりつつある。パプアニューギニアは今年初め、サモアも先月閣議決定した。Hill委員長はトンガのインターネット・ケーブルを破壊したフンガ・トンガ・ハアパイ火山の噴火のように、何か問題が発生した場合に備えて、各国にはバックアップ・オプションが必要だと訴える。柔軟性と復旧力の観点からは、海底だけでなく衛星によるサービスにアクセスできることは非常に重要だからだという。(Radio New Zealand/APR09, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/513793/pacific-nations-gradually-embracing-elon-musk-s-starlink