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重要な憲法改正を前に選挙が延期(ニューカレドニア)

フランスの国民議会は、フランスの海外領土であるニューカレドニアの選挙制度を見直す憲法改正の前提となる、ニューカレドニアの地方選挙の延期を決議した。3月18日、上院での投票の検証を経て、フランス議会の議員たちは現在、今年5月に予定されているニューカレドニアの地方選挙を「遅くとも2024年12月15日まで」延期する法案を審議している。フランスのDarmanin内相によれば、新たな期限は「地元の政治交渉が妥結する機会を与えるために適度なものになる」という。政府は憲法改正に取り組んでいるが、現段階ではニューカレドニアの2つの主要な独立派政党が反対しているため、より一層紛糾することが予想されている。この憲法改正には、1998年以前にニューカレドニアに到着した原住民とその子孫で少なくとも10年間ニューカレドニアに居住している人たちのための地方選挙への道を開くために、選挙人を「凍結解除」する計画が含まれている。Darmanin内相は、現在ニューカレドニアの地方選挙でほぼ「5人に1人」の有権者が投票できないという事実を嘆き、「選挙民の凍結」であり、「民主主義の本質的原則や共和国の価値観に沿わない」と考えているという。(Pacific Islands News Association/MAR20, 2024)

https://pina.com.fj/2024/03/20/new-caledonia-elections-to-be-delayed-ahead-of-crucial-constitutional-reforms/