国際海事機関（IMO）加盟国の太平洋島嶼国は、国連の世界的な海運規制機関であるIMOの新しい地域事務所を設置する。ロンドンで海洋環境保護委員会（MEPC81）の第 81回会合が開催され、世界の海運業界の関係者が一堂に会するなか、IMOの Dominguez 事務総長とフィ ジーのTuisawau運輸相が3月18日 IMO本部で覚書に調印した。太平洋地域には、オーストラリアとニュージーランドを含む14のIMO加盟国があり、フィジーがオーストラリア、パプアニューギニア、ソロモン諸島から資金援助と現物援助を受けて開設した新事務所は、同地域の国・地域の海事の要請や 優先事項をサポートすることが期待されている。「IMO太平洋地域事務所は、効率的な島しょ間海運サービスの提供という課題を含め、島しょ間海運における太平洋の人々の安全を確保するための重要な問題に取り組む機会を提供する」とTuisawau運輸相は述べた。スバの新事務所はIMOの7番目の地域事務所となり、「IMOの世界的な存在感を高めるとともに、太平洋地域や加盟国と連携して活動するIMOの能力を高める機会を歓迎する」とDominguez IMO事務総長は述べた。（Radio New Zealand.MAR19, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/512112/un-shipping-regulator-to-open-pacific-office-to-work-in-step-with-region