MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > COP28合意に活動家たちの不満(太平洋諸島)

COP28合意に活動家たちの不満(太平洋諸島)

太平洋地域の環境活動家たちはCOP28の新協定に否定的な見解を示している。この新協定における合意では、化石燃料使用から脱却することをすべての国に求めているが、「段階的廃止」の文言は含まれていない。

ただ、この合意が決定された際に、小島嶼国連合(AOSIS)は内部調整のために席を外していたという。マーシャル諸島のSilk代表団長は、「世界で最も弱い立場にあるグループのひとつを代表する主要なグループが出席せずに決定が下されたことは、受け入れがたい」と述べた。
最終案に先立つ草案では、化石燃料に関する文言はより弱いものだったが、最終案では有意義な方法で1.5℃を守るという点で、文言は一歩前進した。とはいえ、AOSIS代表の声明によれば、新協定には抜け穴があり、締約国に対し、2025年までに排出量をピークアウトさせるよう求めておらず、協定文全体を通して科学に言及しているが、科学が示すとおりに行動するために、関連する行動をとるという合意には至っていない、という。

太平洋諸島気候行動ネットワークの地域コーディネーターであるSeru氏は、「今回の成果は化石燃料産業の時代は終わったことを示すものではあるが、正しい方向へのわずかな一歩に過ぎない」と述べた。(Radio New Zealand/DEC14, 2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/504527/pacific-campaigners-not-happy-with-cop28-deal