ソロモン諸島気象庁によると、熱帯低気圧ジャスパーはカテゴリー2に発達した。ソロモン諸島の全州に熱帯低気圧警報が発令されている。
ソロモン諸島気象庁は最新の警報の中で、現地時間午後2時現在、ジャスパーは西部州Tetepare島の南南西195km、西ガダルカナルの西南西270kmにあるとし、ソロモン諸島の南西から遠ざかるにつれ、さらに強まる見込みだという。ソロモン諸島各地において、時速63~87kmの強風が予想されており、海は荒れ、高さ2.5〜5メートルのうねりが発生し、沿岸部では浸水の可能性がある。
また、ほとんどの県で大雨と雷雨が予想されている。悪天候のため、丘の斜面や大きな川、小川、低地の近くに住む地域では、地滑りや洪水の可能性がある。海上を移動する人は安全を考慮し、悪天候時の移動を控えること、自動車を運転する人も、道路を走行する際には十分注意すること、深さのわからない川や大きな川を渡ろうとしないこと、など注意喚起しており、現地の人々には、SIBC(国営放送)やすべてのメディアで最新情報を入手するよう呼びかけている。(Radio New Zealand/DEC06, 2023)