熱帯性サイクロン " Lola " の被害を受けたバヌアツのPentecost島は、かつては何トンものカヴァが毎日のようにポートビラに到着していた。
同島のカヴァ農家はDaily Post紙に、Lolaで大きな被害を受け、大量のカヴァを失ったと述べた。カヴァは彼らの主な収入源であり、破壊されたカヴァ農園が収穫できるようになるには5年以上かかり、その間、彼らは収入の手段を失うという。農民たちは、コロナ感染拡大時、政府は景気刺激策をとったが、自分たちの窮状を改善するために同様の措置を検討してほしいとしている。
Pentecost島は、カヴァを国内/海外市場に供給するバヌアツの主要な島である。ポートビラでのカヴァ事業は、カヴァ・バーやカヴァを粉砕する作業などで、1000人以上を雇用している。そうした人々も失業の危機に瀕している。
また、サイクロンLola以降、カヴァの価格は低迷し、首都ではサイクロン前の約3分の1で売られている。カヴァ農家は、「政府がサイクロンによる被害には対処せず、世界市場の価格に合わせてコプラ価格を補助するのは不公平だ」と訴えている。(Radio New Zealand/NOV30,2023)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/503583/kava-farmers-in-vanuatu-want-govt-assistance