仏領ポリネシアのインバウンド入国者数がコロナ禍以前のレベルに戻り、外国人観光客による消費額の高さが最新の統計で明らかになった。
2022年の統計で、仏領ポリネシアインバウンド旅行者数は約21万9000人に達したと、現地の統計機関ISPF(Institut de la Statistique en Polynésie française)が発表した。また、インバウンド消費総額は約6億4500万ユーロで、これは地元産品の輸出総額(1億2570万ユーロ)の約5倍に相当し、観光産業が仏領ポリネシアの主要な外貨獲得部門であることを裏付けている。
インバウンド旅行客は、予算のほとんどを宿泊施設と食事、国内交通(空路、陸路、海路)に費やしている。また、米仏2カ国が、インバウンド旅行客総の80%を占める2大主要旅行先市場であることも確認された。彼らの主な滞在先は、タヒチ唯一の国際空港があるタヒチ本島(Society諸島)、Moorea島、そして有名なBora-Bora島だ。
さらに、2023年のインバウンド旅行者数は約23万6000人になると、同統計機関が推定している。仏領ポリネシアのブラザーソン大統領は地元メディアに対して、10年後に年間60万人のインバウンド旅行客数達成を目標としていると語った。(Radio New Zealand/NOV16, 2023)